核・電子軌道法における原子核軌道エネルギーとプロトン束縛エネルギー計算 [Published online in advanced , by J-STAGE]

[Advanced Published online Journal of Computer Chemistry, Japan, by J-STAGE]
<Title:> 核・電子軌道法における原子核軌道エネルギーとプロトン束縛エネルギー計算
<Author(s):> 五十幡 康弘, 中井 浩巳
<Corresponding author E-Mill:> nakai(at)waseda.jp
<Abstract:> 核・電子軌道 (NOMO) 法は,原子核に対して軌道の概念を導入した量子化学理論である.NOMO法におけるHartree-Fock (HF)方程式の解として得られる原子核軌道エネルギーは,全エネルギーや軌道そのものと比較して注目されていない.本論文では,NOMO法における原子 核軌道エネルギーの物理的意味とpost-HF理論への応用を述べる.特に,最近開発されたプロトンプロパゲーター法による束縛エネルギーの見積 りについて,計算例を含めて紹介する.
<Keywords:> Nuclear orbital plus molecular orbital method, Nuclear orbital energy, Proton propagator method, Proton binding energy, Divide-and-conquer method
<URL:> https://www.jstage.jst.go.jp/article/jccj/advpub/0/advpub_2016-0011/_article/-char/ja/