CO2化学吸収法に対する計算化学研究:エネルギー・環境問題への挑戦 [Published online J. Comput. Chem. Jpn., 15, A15-A29, by J-STAGE]

[Published online Journal of Computer Chemistry, Japan Vol.15, A15-A29, by J-STAGE]
<Title:> CO2化学吸収法に対する計算化学研究:エネルギー・環境問題への挑戦
<Author(s):> 寺西 慶, 石川 敦之, 中井 浩巳
<Corresponding author E-Mill:> nakai(at)waseda.jp
<Abstract:> アルカノールアミンによるCO2の化学吸収法は,発電所などの大規模 CO2排出源における排出削減措置として現在最も有効な手段の1つと考えられている.現在,主にCO2回 収過程におけるエネルギーコストの削減を目的として様々な吸収液が開発されており,CO2吸収液に用いられるアミンの分子 設計が実験・理論の両面から精力的に進められている.本稿では,CO2とアミンの化学反応の理解・分析において理論計算, 特に量子化学計算および第一原理分子動力学計算がどのように用いられてきたかを解説する.
<Keywords:> CO2emission reduction, Prevention of global warming, Chemical absorption of CO2, Quantum chemistry, ab initio molecular dynamics
<URL:> https://www.jstage.jst.go.jp/article/jccj/15/2/15_2016-0010/_article/-char/ja/