[Advanced Published online Journal of Computer Chemistry, Japan, by J-STAGE]
<Title:> C5Ch5およびC6Ch6 (Ch = S, Se, Te)の分子構造と芳香族性の評価
<Author(s):> 川田 修太郎, 望月 祐志, 中野 克洋
<Corresponding author E-Mill:> kawada(at)rikkyo.ac.jp
<Abstract:> (CO)nで記されるCO単位の環状重合体であるオキソカーボンは長 年関心を集めてきた.しかし,Oをカルコゲン原子Ch = (S, Se, Te)で置換した擬オキソカーボン類については,これまで系統的に理論計算による検討はなされてはいない.そこで今回,(CCh)n (n = 5,6)についてDFT計算による分子構造の最適化とNICS値の算定を試みた.最適化計算からは,カルコゲンが高周期になるにつれて構造の平面性が増す ことが分かった.NICS値からは,(CTe)6でベンゼンに匹敵する芳香族性が示唆された.
<Keywords:> Oxocarbon, Chalcogen, DFT calculation, NICS evaluation, Aromaticity
<URL:> https://www.jstage.jst.go.jp/article/jccj/advpub/0/advpub_2016-0042/_article/-char/ja/
<Title:> C5Ch5およびC6Ch6 (Ch = S, Se, Te)の分子構造と芳香族性の評価
<Author(s):> 川田 修太郎, 望月 祐志, 中野 克洋
<Corresponding author E-Mill:> kawada(at)rikkyo.ac.jp
<Abstract:> (CO)nで記されるCO単位の環状重合体であるオキソカーボンは長 年関心を集めてきた.しかし,Oをカルコゲン原子Ch = (S, Se, Te)で置換した擬オキソカーボン類については,これまで系統的に理論計算による検討はなされてはいない.そこで今回,(CCh)n (n = 5,6)についてDFT計算による分子構造の最適化とNICS値の算定を試みた.最適化計算からは,カルコゲンが高周期になるにつれて構造の平面性が増す ことが分かった.NICS値からは,(CTe)6でベンゼンに匹敵する芳香族性が示唆された.
<Keywords:> Oxocarbon, Chalcogen, DFT calculation, NICS evaluation, Aromaticity
<URL:> https://www.jstage.jst.go.jp/article/jccj/advpub/0/advpub_2016-0042/_article/-char/ja/