分子動力学プログラムMXDORTO用可視化ソフトウェアMDVISの開発 [Published online J. Comput. Chem., Jpn.,, 14, 147-151, by J-STAGE]

[Published online Journal of Computer Chemistry, Japan14, 147-151, by J-STAGE]
<Title:> 分子動力学プログラムMXDORTO用可視化ソフトウェアMDVISの開発
<Author(s):> 大石 駿介, 大川 政志
<Corresponding author E-Mill:> mokawa(at)numazu-ct.ac.jp

<Abstract:> 酸化物のシミュレーションに有用である分子動力学(MD)シミュレーションプログラムMXDORTO用の結果を可視化するソフトワエア Visualizer for Molecular Dynamics Simulation (MDVIS)を開発した. MDVISは,メイン,データ,オペレーション,チャートの4つのフォームで構成されている.メインフォームには3次元コンピュータグラフィックス (3DCG)によりMDシミュレーションで記録されている原子座標を連続的に表示する. オペレーションフォームの設定により特定の場所のみを表示したり,周期境界条件を考慮した拡張ができる.さらに選択した原子の軌跡を表示させる機能や選択 した2原子間の原子間距離を計算する機能を備えた.3DCGの画面に同期している温度,圧力,格子定数,密度,内部エネルギーなどのデータを数値 で表示するデータフォームとシミュレーション時間全般での変化を表示させるチャートフォームを実装した.
<Keywords:> Molecular dynamics simulation, Visualization software
<URL:> https://www.jstage.jst.go.jp/article/jccj/14/4/14_2015-0010/_article/-char/ja/